管理人の独り言
le monologue
努力と才能
将棋の藤井聡太竜王が、最年少で名人位を獲得、あわせて、史上二人目の七冠、こちらも最年少と、すごいとしかいいようがありません。この藤井名人のことを佐藤天彦九段が「時代における最強格の棋士になる才能を持ちながら、研究者の顔も持つ人が絶え間なく高い訓練を積むから強い」(6月2日付け朝日新聞より)と言っていたそうです。
含蓄のある言葉だなぁと思います。やはり桁はずれな人は才能とともに努力が必要で、生活のすべてがその分野の中心となっているのですね。そういえば、大谷翔平選手も飲みのお誘いに対して、「飲みにいくよりも、野球で活躍したほうがずっと楽しい」と言ったというのを何かで読んだことがあります。超一流といわれる人はそういうものなのかもしれません。
では、たいした才能のない我ら凡人はどうしたらいいでしょうか?私は、才能か努力かどちらかがあれば、なんとかなると思っています。そして、才能とまではいかなくても適性があれば、努力次第でそこそこのところまではいけるのではないかと常々感じています。超一流にならなくても、そこそこのところまでいければ、十分生きていけるし、楽しい人生が送れるような気がします。だとすると、その適性をみつけることが重要になってきますね。
才能か、努力か?言い古されている言葉だけれど、努力がまさると思いたいです。まぁ努力できるってことも才能のひとつなのかもしれませんが。
今週の展示は「ほとぼり展2」、フィルムカメラ写真のグループ展です。ギャラリーいっぱいの写真がやわらかい雰囲気をかもしだしています。フィルム写真の優しい味わいを、是非ご覧ください。6日まで。